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噛み合わせのことはお気軽にご相談ください
「噛み合わせ」と聞くと、上下の歯を噛んだときの静止した状態を思い浮かべると思います。実際には、食べものを噛み切ったり細かく砕いたりつぶしたりする咀嚼(そしゃく)を行う際の下の顎の複雑な動きを意味していて、そのバランスが取れている状態がよい「噛み合わせ」です。
噛み合わせが悪くてもなかなか気づきませんが、過度に力がかかる部分があると、その歯や顎の骨に悪影響を与え、お口全体の健康をもおびやかしかねません。
茨木市の歯医者「有馬歯科クリニック」の院長はスポーツ歯科学会に所属する歯科医師で、「歯とスポーツ」「噛み合わせと全身の健康」などの研究を重ねています。「噛み合わせ」が気になる方は社会人の方だけでなく、高校生や中学生の方もお気軽にご相談ください。
お口全体の健康のために大切です~噛み合わせ~
お口の中には、親知らずを除くと永久歯が28本あります。そのすべてでバランスを取って咀嚼のような複雑な動きをします。この際に、噛み合わせが悪くて強く当たる部分があると、歯が揺らされ、歯を支える顎の骨に負荷がかかり、歯周病にかかったり、顎の骨が壊されたりするリスクが高まるのです。するとその歯やそのまわりの歯の寿命を縮めてしまいます。
それで終わりではありません。歯を1本でも失うと、お口全体のバランスがくずれやすくなり、次々と歯にダメージを与えてしまいます。またお口まわりのバランスがくずれると、さらにそのまわりの首や肩の筋肉を緊張させて「こり」の引き金になるのです。また頭痛やめまいを引き起こしたり、倦怠感にさいなまれたり、顔のゆがみにもつながるのです。
TCH(Tooth Contacting Habit)
上下の歯と歯の隙間がなくなって、無意識に接触した状態が続くことを「TCH(Tooth Contacting Habit)」、通称「歯列接触癖」といいます。本来口腔内の上下の歯が噛み合っている時間は、食事の時間を入れても1日20分以内で、残りの時間は上下の歯は必ず2?3mmの隙間があるのが正常な状態です。TCHは万病のもとと言われ、顎関節症・頭痛・肩こり・首こり・歯ぎしり・喰いしばり・開口障害を引き起こすことがありますので、気になる方は一度当院までご相談ください。
顎関節症
顎関節症とは、顎の関節の慢性的な症状の総称です。
- 顎を動かしたときに「カクカク」「シャリシャリ」鳴る
- 口を開ける、もしくは閉じる時に顎が痛む
- 口が開けづらい
- 噛み合わせに違和感がある
などの症状が続く場合は、顎関節症の疑いがあります。
顎関節症の症状がさまざまあるように、原因もさまざま挙げられ、複数が要因になっていることも少なくありません。そのなかでも、噛み合わせが乱れていると顎関節に過度の負担がかかるので、顎のトラブルにつながるリスクが大きいといえます。
肩こり
姿勢が悪く、左右のバランスが整っていないと肩こりを起こしやすいといわれています。これはお口の中でも言えることです。噛み合わせが乱れて左右のバランスがくずれると、上下の歯の中心線がずれます。すると重たい頭を支えるために首が曲がり、肩や背中の筋肉を緊張させ、腰のバランスにも影響します。
それが肩こりや腰の痛みなどにつながるのです。また、骨盤が前後左右に歪み、それが全身にさまざまな悪影響を与える可能性が高まります。そのため噛み合わせを整えると、さまざまな不定愁訴が改善することがあるのです。それはアンチエイジングにもつながるといえるのではないでしょうか?
噛み合わせと顔のゆがみ
「左右対称な顔を美しいと感じる」といわれています。噛み合わせが悪いと、顔の筋肉の左右の緊張度合いのバランスがくずれ、表情も左右でアンバランスになりがちです。
噛み合わせの乱れは顔のゆがみや身体のゆがみにもつながり、さらには健康をもおびやかす可能性があるのです。いつまでも若々しくいるためにも噛み合わせは無視できなちおいうことが、おわかりいただけるでしょう。
顔のゆがみにつながるクセ
- 歯ぎしりや食いしばりのクセがある
- いつも片側だけで噛んでいる
- 頬杖をつく
- いつも足を組んで座る
- いつも同じ向きで眠る
- 合わない枕を使っている
- いつも同じ肩や手で荷物を持つ など
歯並びと噛み合わせを整えます~矯正歯科~
歯並びが悪くて、人前にでるのが億劫になっていませんか? 矯正歯科治療を受けて、思いっきりの笑顔になりませんか? 歯並びや噛み合わせを整える矯正歯科は、たんに口元を美しくするだけではありません。お口まわりはもちろん、全身の健康にもつながるのです。
矯正治療がもたらすメリット
- 口元の健康美を得られる
- 舌の位置が定まりやすくなり発音がきれいになる
- お口の自浄作用が高まるので虫歯や歯周病のリスクを低く抑えられる
- 咀嚼能力が高まるので胃腸への負担を軽減できる
- 顎関節症のリスクを抑えられる
- 噛み合わせのバランスのくずれが原因の頭痛や肩こり、首こりが解消する など
悪い歯並びの種類
骨格が遺伝するように歯並びも遺伝することがあります。また歯が生える段階の生活環境などの何らかの影響があると歯並びが乱れるリスクを負います。ほかにも、舌の位置や動き、さまざまなクセによって悪くなることもあるのです。鏡で見た歯並びやお子様の歯並びが気になる場合は、お気軽にご相談ください。
上顎前突 (じょうがくぜんとつ) |
反対咬合(はんたいこうごう) 下顎前突(かがくぜんとつ) |
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上の前歯が大きく出ている状態です。前歯だけ、または上の歯列全体、上の顎全体が出ている場合などがあります。 | 下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。噛む力が弱くなったり発音が不明瞭になったりすることがあります。 |
叢生 (そうせい) |
正中離開(せいちゅうりかい) 空隙歯列(くうげきしれつ) |
歯がデコボコにずれて並んでいる状態で八重歯も叢生の一種です。汚れがたまりやすく虫歯や歯周病にかかりやすい歯並びです。 | 歯と歯の間にすき間があり、とくに上の前歯にすき間があるととても目立ちます。食べものが歯に挟まりやすい歯並びです。 |
交叉咬合 (こうさこうごう) |
開咬 (かいこう) |
歯の一部分が左右にずれていて、上の歯が下の歯の内側に入っているので、顔がゆがみやすい噛み合わせです。 | 奥歯が噛んでいるときに前歯が空いて噛まない状態です。食べものを噛み切りにくいうえ、発音が不明瞭になることがあります。 |
過蓋咬合 (かがいこうごう) |
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上の歯列が下の歯列に深く被さっている噛み合わせです。上あごや歯ぐきを傷つけやすい状態です。 |
矯正治療の種類
当院では、歯列全体をきれいに整える矯正治療だけでなく、部分的に歯を動かすMTM(部分矯正)、目立たないマウスピース矯正などさまざまな矯正治療に対応しますので、お気軽にご相談ください。